質を重視し再利用

住宅も量から質の時代へ

リフォームが日本に入ってきたのは1960年代末頃です、リフォームをすることで、新築住宅を購入するよりも金銭的に負担が少ないカタチで住宅が新しくすることができるのですが、当時はなかなかリフォームが流行らなかったようです。 それは、当時の時代背景を考えると理解できますが、当時リフォームが必要だった住宅は戦後10年以内に建てられた建物です。一戸建て住宅よりもはるかに集合住宅が多かったのですが、そのつくり自体が現代とは違い、質よりも量を重視する時代でした。何故なら戦災で住宅が消失したことで400万戸以上もの住宅不足になっていたからです。しかも、住宅を建築する人材や資材も不足している状態では質を望めるわけがありません。

住宅に質を望めないということは、リフォームのことなどは考えておらず、とりあえず雨風をしのげる住宅を造るというのが一番の目的だったのです。古くなったらリフォームをしてまた使い続けるという考え方ではもっと後になってからです。 質についてこだわりが出てきたのはそれからもっと先の話で、1970年代には努力の甲斐がありストック(空き家)も増えてきたため、量から質の時代に突入していくのです。 それから先はリフォームが流行り始めました。 最近ではリフォームをすることを前提にリフォームしやすい住宅づくりが行われています。また、そもそもリフォームをしなくてもいいように2つの部屋を移動式の壁で区切ってあるなど、フレキシブルな住宅が増えています。